2024年 04月30日(火)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2022.03.14 19:07

ホルター心電図(24時間心電図)とは【こうち医療ウォッチ】南国中央病院

SHARE

南国中央病院 検査課 遠藤 和美

南国中央病院 検査課 遠藤 和美

 心臓は血液を全身に送るため、1日に平均約10万回動いています。この心臓の動き(拍動)を目に見えるように記録するのが心電図検査です。しかし、通常の心電図検査では記録時間が短いため、動悸(どうき)や胸痛、脈が飛ぶなどの自覚症状があっても、そのときに出なければ異常として発見されません。そこで、小型・軽量の心電計装置を体に貼り付け、24時間記録して、解析できるようにしたのがホルター心電図検査です。余談ですが、「ホルター」とは、24時間心電図記録法の発案者であるアメリカのホルター博士の名前に由来しています。

 ホルター心電図検査は、睡眠中も含めて、日常生活のさまざまな状況の中で、不整脈や狭心症などの心電図異常が、いつ・どれだけ・どのくらい続けて起こっているのかを記録・解析することができます。機器の装着中、運動を控える必要はなく、入浴以外はいつもと同じような生活をしていただきます。その方が異常を発見しやすく、また検査中に自覚症状があった場合は、検査装置の記録用スイッチを押すと、その時間が記録され、解析と診断に反映されます。

 ホルター心電図検査は、普段通りの生活をしながら、長時間の心臓の動きの変化を記録することができる検査です。動悸、胸痛、胸部不快などの気になる症状がある場合は、かかりつけ医に相談し、一度検査を受けられてはいかがでしょうか?

 













【こうち医療ウォッチ】南国中央病院 一覧へ戻る

Infoライフ

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月