2022.03.14 08:38
悲願のＪへ！高知ユナイテッド開幕戦、春野に観客９５７人 武蔵野と分ける
Ｊリーグ昇格の懸かるシーズンの開幕戦を見ようと、多くのサポーターが詰めかけた（高知市の春野陸上競技場＝反田浩昭撮影）
悲願のＪリーグ昇格に挑む高知ユナイテッドＳＣ（高知Ｕ）のシーズンが始まった。サッカーＪＦＬ（日本フットボールリーグ）が１３日開幕し、高知Ｕは高知市の春野陸上競技場で行われたホーム戦で、東京武蔵野ユナイテッドに１―１と引き分けた。会場には、クラブのＪＦＬホーム戦で２番目に多い９５７人（最多は１１５１人）の観客が集まり、選手たちに力強い拍手を送った。
会場には開幕を待ちわびた大勢のサポーターが詰めかけ、チームカラーのえんじ色の紙を掲げて、ピッチに入場する選手たちを迎え入れた。大声でのエールは送れないものの、拍手や鳴子で選手のプレーを後押しした。
吉本岳史新監督＝四万十市出身＝の初采配にもなった試合は、前半２１分に先制を許したが、後半１４分にＦＷ西村光司選手が同点ゴールを決めた。その後も最後までゴールに迫るプレーを見せて、スタンドを沸かせ続けた。
ＪＦＬ３年目となる高知Ｕは今年２月末にＪリーグ参入条件の一つ、「Ｊリーグ百年構想クラブ」に認定された。今年中にＪ３クラブライセンスを取得した上で、今季４位以内やホーム平均入場者数２千人以上などの条件をクリアすれば、来季からのＪ３参入が実現する。シーズンは１１月までで、全３０試合を戦う。（仙頭達也）
