2022.03.12 18:40
「看取り士」への依頼増加 コロナ面会制限で、6倍超
みとりに立ち会う「日本看取り士会」の柴田久美子代表=2016年(日本看取り士会提供)
余命短い人が自宅で最期を迎えるのを手助けする「看取り士」への依頼が増加している。新型コロナウイルス禍の感染対策強化で病院での面会制限が続いていることが背景にあり、昨年の依頼件数は新型コロナ禍前の6倍超に達しているという。
看取り士は一般社団法人「日本看取り士会」(岡山市)が認定する民間資格で、看護師や介護福祉士ら約1650人が取得。21都道府県にある「看取りステーション」で依頼を受け付けている。
ステーションでは自宅でのみとりが可能かどうか、本人や親族から症状などを聞き取りしながら相談に応じる。在宅医療の医師らとも連携、メンタルケアも行う。