2022.03.11 18:47
祈りささげ、復興誓う 「強い気持ちで生きる」
東日本大震災から11年、地震発生時刻に合わせて黙とうする人たち。奥は「奇跡の一本松」=11日午後2時46分、岩手県陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園
東日本大震災は11日、2011年3月の発生から11年となった。遺族らは午後2時46分の発生時刻に合わせて黙とうした。「強い気持ちで生きていく」。犠牲者に鎮魂の祈りをささげ、復興を誓った。東京で開催してきた政府主催の追悼式は、10年の節目だった昨年で最後となった。式典を開かない被災自治体も増え、追悼の形に変化が出ている。
岸田文雄首相は、福島市で開かれた県主催の式典に出席。遺族ら約200人を前に、「東北の復興に全力を尽くす」と述べた。
1200人以上が犠牲となった岩手県大槌町で、遺族代表の芳賀俊明さんは「強い気持ちを持って生きていく」と追悼式で話した。