2022.03.11 13:17
震災不明者の手掛かり求め捜索 岩手・福島の津波被災地
岩手県陸前高田市の沿岸で行方不明者の手掛かりを求めて捜索する大船渡署員ら=11日午前10時23分
東日本大震災から11年となった11日、岩手県警が行方不明者の手掛かりを求め、津波で大きな被害が出た沿岸部を捜索した。福島県警も同日実施した。
震災関連死を含め市民1559人が死亡し、202人が行方不明の陸前高田市で大船渡署員が海岸沿いを歩き、遺留品や手掛かりがないか確認。初めて捜索に加わった白椛怜央巡査(21)は、スコップで砂地を掘り起こしながら「手掛かりを見つけ、家族に早く返したい」と話した。
福島県警は双葉署員らが、東京電力福島第1原発の北約5キロにある浪江町請戸地区の海岸で捜索。同地区では津波で127人が死亡、27人が行方不明となっている。