2022.03.10 18:08
政府、酒造りのユネスコ申請決定 無形文化遺産、24年審査
政府は10日、ユネスコの無形文化遺産に関する関係省庁連絡会議で、日本酒や焼酎、泡盛などの「伝統的酒造り」の登録を申請すると決定した。24年のユネスコ政府間委員会で審査される予定。
申請するのは、こうじを使った発酵といった共通の特色を持ち、日本酒や焼酎、泡盛、みりんなどを造る、杜氏らによる手作業の技術。国の登録無形文化財になっていて、文化審議会が先月、21年度に申請する候補に選んだ。政府はユネスコ登録を機に、日本酒などの輸出拡大に弾みをつけたい考え。
24年10月ごろユネスコ評価機関が登録すべきかどうかを勧告し、11月ごろの政府間委員会で結果が出る見込み。