2022.03.10 17:51
ラニーニャ、春まで継続か 日照に影響も、2月監視速報
気象庁は10日、昨年秋から継続中の「ラニーニャ現象」が2月も続いたとみられるとの監視速報を発表した。春の間も継続する可能性が高く、夏には平常に戻る見通し。春も続いた場合、日照時間が西日本で長くなり、北日本の太平洋側では短くなる傾向がある。
気象庁によると、ラニーニャは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、海面水温が低い状態が続く現象。世界的な異常気象を引き起こすとされる。
2月の海面水温は基準値より1・1度低かった。今後は、春の前半は低い状態が継続し、春後半から次第に平常に近づいて、夏ごろには暖かい海水が流入するとみている。