2022.03.09 20:41
火災保険料11~13%上げへ 損保、2000年以降最大見通し
東京海上日動火災保険本社=東京都千代田区
損害保険大手4社が、住宅向け火災保険料を10月から全国平均で11~13%程度引き上げる方向で調整していることが9日、分かった。台風や豪雨といった自然災害が頻発し、保険金の支払い負担が重くなっているため。実際に値上げすれば2000年以降で最大の上げ幅になる見通し。
4社は東京海上日動火災保険、損保ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険。
損害保険各社でつくる損害保険料率算出機構は昨年6月、火災保険料を決める際の目安となる「参考純率」を全国平均で10・9%引き上げた。値上げはこれを踏まえたものとなる。