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2022.03.10 08:32

柏島に夢のゲストハウス  元協力隊員、7年越し実現 「観光、交流、活動の場に」高知県大月町

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念願のゲストハウスを開業する米谷勝市さん。最大27人が宿泊できる(写真はいずれも大月町の柏島ヴィレッジ)

念願のゲストハウスを開業する米谷勝市さん。最大27人が宿泊できる(写真はいずれも大月町の柏島ヴィレッジ)

 7年前に幡多郡大月町柏島へ移住した男性が12日、ゲストハウス兼カフェ「柏島ヴィレッジ」をオープンする。移住当初からの夢だったといい「観光客と住民が交流できる場にしたい」と意欲を見せている。

 大阪市出身の米谷勝市さん(45)。2015年に妻、蘭さん(42)の出身地である柏島に移り住み、町地域おこし協力隊員として3年間活動した。

 夏場を中心に観光客の多い柏島。米谷さんは移住早々からゲストハウスとカフェの構想を温め、協力隊の任期終了後もキッチンカーによるイベント出店や農業に精を出し、メニューづくりや食材の確保にいそしんできた。

 昨年、旧柏島小学校跡地近くの高台で新築工事に着手。敷地面積約990平方メートルで、カプセルホテルのようにマットレスを敷いた宿泊用個室17室のほか、家族や友人で泊まれる4人用、6人用の部屋も設けた。

カフェはランチやディナーのみの利用もできる

カフェはランチやディナーのみの利用もできる

 「今までの全ては開業のため。ようやくここまで来た」と米谷さん。宿泊客以外も利用できるカフェでは、柏島の海で養殖されるクロマグロやマダイの料理を出し「観光業と地域に密着した飲食業を両立したい」。夏は観光客向けにマグロ解体ショー、冬は比較的安価な鍋料理などとアイデアを練るほか、海洋研究者らを招いた出前講座などのイベントも思い描き「頑張っている地元の人たちが活動できる場にもしたい」と力を込める。

 カフェの営業は当面、金―日曜と祝日のみで、ランチは午前11時半~午後2時、ディナーは午後6~10時。宿泊料金など、問い合わせは「柏島ヴィレッジ」公式ホームページから。(新妻亮太)

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