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2022.03.09 10:58

ウクライナ、人道危機が悪化 市民退避路、1都市だけ

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 8日、ウクライナ・スムイから避難する人々(大統領府提供、ゲッティ=共同)

 【リビウ(ウクライナ西部)共同】ウクライナで8日、侵攻したロシアとの合意に基づき「人道回廊」が初めて設けられ、激戦地からの市民退避が始まった。ただ、対象は東部スムイだけで、連日の市街地攻撃で犠牲者が増え続けている南東部マリウポリや東部ハリコフでは実現せず、人道危機が悪化している。


 世界保健機関は8日、ウクライナで侵攻開始後、医療機関への攻撃が17件あり、10人が死亡、16人が負傷したと発表、「ここ数日で極めて急速に増えている」と危機感を表明した。


 交戦は8日も各地で続き、マリウポリを包囲するロシア軍は同日夜、市内まで約1キロにまで迫ったと発表した。

(c)KYODONEWS

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