2022.03.08 10:38
テロで市民397人死亡 アフガン、タリバン実権掌握後
【イスラマバード共同】バチェレ国連人権高等弁務官は7日までに、アフガニスタンで昨年8月15日にイスラム主義組織タリバンが実権を掌握してからの半年間で、過激派組織による自爆テロや手製爆弾による攻撃で、少なくとも市民397人が死亡、756人が負傷したとの報告書をまとめた。
死傷者の約80%はタリバンと敵対する過激派組織「イスラム国」(IS)系勢力「ISホラサン州」の攻撃によるものだった。実権掌握後、戦闘による市民の犠牲は減り、タリバンは国民に治安回復をアピールしているが、ISホラサン州を抑え込めるかどうかが課題となっている。