2022.03.08 09:06
前国王、UAE在住を継続 スペイン、不訴追決定後も
【パリ共同】不正な金銭授受疑惑でスペイン当局の捜査対象となり不訴追となったスペイン前国王フアン・カルロス1世(84)は、滞在中のアラブ首長国連邦(UAE)に当面住み続けると長男の現スペイン国王フェリペ6世に書簡で伝えた。王室が7日、書簡の内容を公表した。
書簡は5日付。前国王は「不訴追の決定でスペインへの帰国を検討しても良いと思うが、直ちにではない」とし「平穏を見いだした(UAEの)アブダビで持続的、安定的に暮らし続ける方を今は選ぶ」と記した。
一方「家族や友人を訪ねるため、しばしばスペインへ戻る」と一時帰国は行う考えを示した。