2022.03.06 17:16
海賊版対策、相談窓口設置へ 文化庁、中小・個人を支援
文化庁は漫画やアニメなどの海賊版サイトによる著作権侵害に対し、削除要請や法的措置を支援する相談窓口を設置する。ベトナムなどに拠点があるとみられるサイトも多く、海外向けの手続きは中小出版社や個人クリエーターにはハードルが高いと指摘されていた。夏ごろの開設を目指す。
削除要請や警告状送付、民事訴訟、刑事告訴などには各国の法律知識や外国語での対応が求められ、運営者の特定にプロバイダーへの開示請求が必要になる場合もある。
弁護士ら専門家から具体的な助言を無料で受けられるようにする方向。文化庁は2022年度予算案で、海賊版対策に計1億2300万円を計上した。