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2022.03.06 12:06

米芸術界でボイコット拡大 最高峰の歌姫も降板

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 ロシアのプーチン大統領(左)とアンナ・ネトレプコさん=2008年2月、ロシア・サンクトペテルブルク(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米芸術、エンターテインメント業界で、ロシアのプーチン政権を批判しない歌手を公演から外したり、ロシアでの米映画の封切りを中止したりするなど「ロシアボイコット」の動きが広がっている。


 「劇場とオペラにとって大変な芸術的損失」。ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)のピーター・ゲルブ総裁は3日、現代最高峰の歌姫とも称されるアンナ・ネトレプコさんの降板を発表した。


 米メディアによると、ロシア出身でプーチン大統領とも近いとされたネトレプコさんが、劇場側の再三の説得にもかかわらず大統領批判を拒否したのが原因とされる。劇場にとって「ドル箱」歌手を失うのは痛手だが「プーチンが罪のない人々を殺している現状では仕方がなかった」(同総裁)。


 同市のカーネギーホールも先月、人気指揮者のワレリー・ゲルギエフ氏の降板を発表。同氏もプーチン氏の支持者として知られていた。


 映画大手ワーナー・ブラザースは、新作映画「THE BATMAN ザ・バットマン」のロシアでの上映を封切り直前に中止。ウォルト・ディズニーも別の映画の上映予定を取り下げた。米コンサート運営会社も2日、「ロシアとはビジネスをしない」と明言した。

(c)KYODONEWS

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