2022.03.05 21:04
防災担当、女性職員わずか 都道府県で平均10%
都道府県の防災・危機管理部署の女性比率に対する考え
都道府県で防災や危機管理を担当する部署の職員のうち、女性の割合は全国平均でわずか10%にとどまることが5日、共同通信の調査で分かった。各都道府県の庁内職員数に対する女性の平均割合である28%と比べると、大幅に下回った。
2011年の東日本大震災は、避難所に着替えや授乳のスペースがないなど多くの女性が困難に直面。対策に生かそうと、内閣府は防災担当部署の女性職員数の目安として、少なくとも各自治体全体の男女比率に近づけるよう促してきたが、進まない現状が浮かんだ。
調査は1~2月、47都道府県に対し、防災・危機管理担当部署の21年12月時点の状況を尋ねた。