2022.03.04 21:48
日米で海上射撃の共同訓練実施 中国を意識、離島部隊が支援
海上自衛隊と陸上自衛隊は4日、関東南方からグアム北方で2月28日から3月4日、米軍との共同訓練を実施したと発表した。陸自の離島防衛専門部隊「水陸機動団」(長崎県)が参加し、艦艇に攻撃目標を伝え、海上からの射撃を支援する「火力誘導」を訓練した。
自衛隊によると、水陸機動団の隊員がヘリに乗り込み、米海軍の駆逐艦や海自の護衛艦「しらぬい」に攻撃目標の位置などを伝達。艦艇がグアム北方300キロの島にある米軍の射爆場に撃ち込んだ。
水陸機動団はさらに静岡県の演習場で4~25日の日程で米海兵隊と訓練を展開。中国の海洋進出を意識し日米連携による対処能力を示す狙いだ。