2022.03.04 17:27
輸入差し止め、偽の五輪メダルも 21年の知財侵害、39%増
財務省は4日、知的財産権の侵害を理由に、2021年に全国の税関で輸入を差し止めた偽ブランド品などの点数は前年比39・1%増の81万9411点だったと発表した。人気アニメ「鬼滅の刃」の根強い人気を背景に、関連の模造品が前年の約10倍に急増した。東京五輪・パラリンピックのメダルなど偽グッズの差し止めも目立った。全て正規品だった場合の金額は推計で約164億円に上るという。
衣類が10万8684点で最も多く、全体の13・3%を占めた。電気製品の12・8%、バッグ類の5・5%と続いた。国・地域別では、中国からが全体の75・1%。次いでベトナムの11・1%だった。