2022.03.04 11:04
指揮者の大町陽一郎さんが死去 国際的に活躍
大町陽一郎さん(東京フィルハーモニー交響楽団提供)
欧州の劇場を中心に、オペラとオーケストラの双方で国際的に活躍した日本人指揮者の大町陽一郎さんが2月18日、老衰のため東京都内で死去した。90歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男頼風さん。
東京芸術大を卒業、ウィーン国立アカデミーに留学して指揮を学び、その後カラヤンらに師事。1961年から10年間、東京フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者を務めた。80年に日本人で初めてウィーン国立歌劇場で指揮し、82~84年に同歌劇場の専属指揮者としてオペラ、バレエの公演を担当した。東京芸術大名誉教授。著書に「クラシック音楽のすすめ」がある。