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2022.03.04 08:35

高知県日高村に”移動型”コンテナホテル 民間業者が今年秋に開業予定、災害時には避難所に

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デベロップが運営するコンテナ型ホテル(栃木県真岡市=同社提供)

デベロップが運営するコンテナ型ホテル(栃木県真岡市=同社提供)

 移動可能なコンテナを客室にしたホテルを、高知県高岡郡日高村に整備する計画が進んでいる。県外の民間事業者が今秋の開業を予定し、災害時の避難所としても期待される。村は事業費の一部を補助する方針で、関連予算1111万円を盛り込んだ2022年度一般会計当初予算を、3日開会の村議会3月定例会に提出した。

 整備するのは、国内37カ所で移動可能なコンテナ型ホテルを運営する「デベロップ」(千葉県)。日高村は昨年2月、中四国で初めて同社と協定を結び、災害時に避難所として使うコンテナを輸送してもらうことになっている。協定が縁となり、村が同社にホテル整備の検討を持ち掛けていた。

 整備予定地は同村岩目地の国道33号沿い、木の駅ひだか南側の民有地。敷地は676平方メートルで、7棟の客室コンテナを置く計画。コンテナ内は13平方メートルで、ベッドやユニットバス、エアコンなどを備える。

 村はふるさと納税制度を利用し自治体が寄付金を集める「ガバメントクラウドファンディング」を行い、同社に補助する予定。避難所のほか、地域おこし協力隊員ら移住者の一時滞在場所としての活用も検討している。

 村内の宿泊施設は現在、ゲストハウス1カ所しかなく、戸梶真幸村長は「宿泊場所が増えれば観光客らの滞在時間も延び、村にお金が落ちるようになる」と話している。(楠瀬健太)

高知のニュース 日高村 防災・災害 施設・建築・開発

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