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2022.03.03 08:35

かわいく華やか「フラフ」女の子の節句にも 高知の伝統工芸品、高知市の専門学校生がコンペ

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入賞したフラフを手に笑顔を見せる学生たち(高知市旭町2丁目の国際デザイン・ビューティカレッジ)

入賞したフラフを手に笑顔を見せる学生たち(高知市旭町2丁目の国際デザイン・ビューティカレッジ)


 高知の伝統工芸品、フラフの新しいデザインを競うコンペが高知市の専門学校「国際デザイン・ビューティカレッジ」で行われ、1日、入賞6作品がお披露目された。60点の応募があり、最高賞の金賞を含めた4作品は女の子向けのデザインで、「かわいくて華やか」と学生らに好評だった。

 企画したのは四万十市中村京町4丁目の佐竹染工場8代目、佐竹将太郎さん(42)。若い人にフラフ文化を知ってもらおうと、高知市旭町2丁目の同カレッジのグラフィックデザイン学科1、2年生に呼び掛け、家紋や名前の入ったデザインを募集していた。

 応募作のうち約6割がネコやお姫さまを描くなど女の子向けのデザインだったという。「伝統工芸にはないタッチやアイデアがあった」と佐竹さん。入賞作の中から、色味などを学生と相談しながら縦1メートル、横1・5メートルのフラフを染め上げた。

 金賞に選ばれた2年の岩戸琉衣さん(20)は「子どももかわいいと思えるように」と円の中に花を配置し、明るい色を使った。完成品に「フラフ特有の原色で華やかになった」とにっこり。佐竹さんは「今後は『雛(ひな)フラフ』として女の子向けも作っていきたい」と話していた。(野村圭)

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