2022.03.02 01:04
備蓄6千万バレル、協調放出へ IEA加盟国、日本も分担
国際エネルギー機関(IEA)の閣僚会合にオンラインで参加した萩生田経産相(右端)=1日夜、経産省
【ロンドン共同】国際エネルギー機関(IEA)は1日、臨時の閣僚会合を開いた。高騰する原油市場の安定化に向け、加盟国が全体で6千万バレル規模の石油の備蓄を協調放出することで合意した。萩生田光一経済産業相が日本時間2日未明、明らかにした。日本の分担量は今後確定する。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど主要産油国でつくる「OPECプラス」は2日、当面の生産態勢について協議する。追加増産を見送るとの見方が出ており、消費国として結束する姿勢を示した。
1日のニューヨーク原油先物相場は指標の米国産標準油種(WTI)が一時1バレル=102ドル台をつけた。