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2022.03.01 08:39

女性の就職支援、1000人超え「高知家しごと応援室」開設8年 年金世代の相談も増

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キャリアコンサルタントが相談ブースで一人一人の話を聞く(高知市の高知家の女性しごと応援室)

キャリアコンサルタントが相談ブースで一人一人の話を聞く(高知市の高知家の女性しごと応援室)

 女性の仕事に関する悩みを聞き、就労を支援する「高知家の女性しごと応援室」(高知市旭町3丁目)が開設8年目を迎え、延べ千人超が就職に結びつくなど実績を上げている。相談者は子育て世代の30、40代が多いが、最近は「年金だけでは生活が厳しい」という高齢層も。スタッフは「気軽に相談に来てほしい」と呼び掛けている。

 応援室は、子育て中の女性ら潜在労働力の掘り起こしなどを目的に県が2014年6月、こうち男女共同参画センター「ソーレ」内に開設。ハローワークなどの関係機関とも連携し、キャリアコンサルタントが一人一人の希望や条件に合う仕事を見つける手助けを行っている。

 毎年300~500人ほどが新規相談に訪れ、「どんな仕事が向いているか分からない」「何をやってもうまくいかない」と訴える人も。じっくり話を聞き、必要に応じて適性検査や企業側との調整も行っている。

 相談室が仲介した就職者数は今年1月末で延べ1009人。21年度は新型コロナウイルス感染症の影響で非正規の仕事を失い正社員の仕事を希望する人や、70代以上の相談者が増加。高齢者の求人開拓が課題という。

 コンサルタントの岩井契子チーフは「ブランクがあって不安を抱えていても、働き始めてすごく元気になった女性もいる。就職を含め、その人の人生を応援する場所にしたい」と話している。

 相談室は月・火・木・土曜日に開室。相談無料、予約制。問い合わせは、088・873・4510へ。(松田さやか)

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