2022.03.01 08:35
四国霊場巡る歴史の道 大月町の遍路古道に木橋や案内板 高知県のふるさと納税で修繕
遍路古道に新たに設置された木橋(大月町赤泊)
遍路古道は同町才角―赤泊間の約5キロで、途中の月ケ丘には四国霊場番外札所月山神社がある。町民有志が2004年に草木除去などで復元したものの、橋の老朽化や急傾斜地の整備が課題になっていた。
案内板も設置した(大月町月ケ丘)
目標の100万円を超える約137万円が集まり、県は21年度から2年に分けて大月町へ補助。町委託を受けたNPO法人大月地域資源活用協議会が、21年11月から橋架け替えや傾斜地の階段設置に取り組んだ。経路などを示す案内板も33カ所に設置した。
2月23日には同協議会が古道を歩くイベントを開催。修繕箇所を説明して回った岩瀬文人事務局長(64)は「なかなか手を出せなかった場所も直せてよかった。広く知ってもらい、長く守っていける仕組みを考えたい」と話していた。(新妻亮太)