2022.02.27 15:49
東海道新幹線、レール監視を強化 乗り心地向上へ新システム搭載
東海道新幹線のレールの状態を監視する新システムが搭載された車両と同型の「N700S」
東海道新幹線の振動を軽減して乗り心地を良くするため、JR東海が営業列車を活用し、レールの状態を細かく監視する新システムの運用を始めたことが27日、同社への取材で分かった。日々の走行で生じるわずかなずれを頻繁な計測で早期に把握し、適切なタイミングで修繕する。
東海道新幹線のレールは、検査専用車「ドクターイエロー」で10日に1回検査している。ただ、安全性に問題ない範囲で微少なずれを生じることもあり、車体の振動につながって乗客の快適性に影響する。
1月に稼働を始めた検査システムは、最新車両「N700S」に専用センサーを搭載した。