2022.02.26 06:52
欧州評議会、ロシア投票権停止 OECDは加盟手続き中止
【パリ共同】人権保護などを目的とする国際機関、欧州評議会(フランス・ストラスブール)の閣僚委員会は25日、ロシアのウクライナ侵攻を受け、同委員会と議員会議でのロシアの投票権を一時停止することを決定し、即時に発効した。
経済協力開発機構(OECD、本部パリ)は25日の理事会で、ロシアがウクライナ南部クリミアの強制編入を進めた2014年に中断したロシアの加盟手続きを完全に中止することを決めた。今後、モスクワにある事務所を閉鎖し、閣僚級の会合などへの招待はやめる。
ロシアの欧州評議会への加盟は継続し、ロシアの人権侵害を欧州人権裁判所に訴えることも引き続き可能。