2022.02.25 18:18
スポーツ実施率、56%に減少 五輪効果なく目標届かず
スポーツ庁は25日、2021年度のスポーツ実施状況に関する調査結果(速報値)を発表し、週1回以上運動する成人の割合は56・4%で前年度から3・5ポイント減となった。国が21年度までの目標とした65%程度には届かなかった。昨年の東京五輪・パラリンピック開催も期待された効果には結びつかなかった。
テレビなどを含めて東京大会を観戦した人の割合は65・7%だった。スポーツ庁は「かなりの人が大会に注目したが、新型コロナウイルスの感染拡大と重なって、運動することにつなげにくかったことが影響したのではないか」と分析した。
男性は58・5%、女性は54・1%だった。