2022.02.25 14:21
国際機関、経済打撃に対応 先進国成長1ポイント下押しも
IMFのゲオルギエワ専務理事=2020年2月、バチカン(ロイター=共同)
【ワシントン共同】ロシアによるウクライナ侵攻を受け、国際機関は24日、世界経済への打撃を抑えるための対応を加速させた。国際通貨基金(IMF)と世界銀行は連携して経済損失を分析すると表明。先進国の成長を1ポイント下押しするとの試算もあり、日本経済へも波及が予想される。
IMFのゲオルギエワ専務理事は「何よりもまず、罪のない人々への影響を深く憂慮している。ウクライナと世界にとって大きな経済的リスクだ」との声明を公表。世銀のマルパス総裁も「衝撃的な暴力と人命の損失に恐怖を感じる」と表明し、ウクライナに即座の金融支援を提供する準備を進めていることを明らかにした。