2022.02.23 17:15
長崎大司教が18年ぶり交代 浦上天主堂で着座式
新大司教の就任を祝う着座式の中村倫明氏=23日午後、長崎市(カトリック長崎大司教区提供)
多数の信徒を抱えるカトリック長崎大司教区(長崎市)で、トップの大司教が高見三明氏(75)から中村倫明氏(59)に交代し、浦上教会(浦上天主堂)で23日、新大司教の就任を祝う着座式が開かれた。長崎大司教の交代は約18年ぶり。
中村氏は長崎県西海市出身。2019年5月に補佐司教に任命され、同9月に司教に叙階した。
高見氏は長崎原爆の胎内被爆者で、03年から大司教を務めた。19年のローマ教皇フランシスコ来日に尽力し、平和活動にも取り組んできた。今後は名誉大司教となる。
長崎大司教区は国内16のカトリック教区の一つ。