2022.02.23 10:01
韓国外相、佐渡金山推薦に憂慮 ユネスコに伝達
22日、パリで会談する韓国の鄭義溶外相(左)とユネスコのアズレ事務局長(韓国外務省提供・共同)
【ソウル共同】韓国外務省は23日、鄭義溶外相がパリで22日にユネスコのアズレ事務局長と会談したと発表した。鄭氏は日本政府の「佐渡島の金山」の世界文化遺産推薦について、朝鮮半島出身者の強制労働の現場だとして強い憂慮の念を伝達した。
2015年に世界文化遺産に登録され、同様に朝鮮半島出身者が働いていた長崎市の端島(通称・軍艦島)などの「明治日本の産業革命遺産」についても、日本政府が強制労働を説明する適切な対応を取るよう協力を要請した。
アズレ氏は佐渡の金山を巡る韓国政府の憂慮に理解を示し、産業革命遺産に関しても「引き続き関心を持って努力する」と応じたという。