2022.02.20 17:55
再生医療の有用性評価へ 学会が仕組み作り
細胞の投与など再生医療として国内で実施されている治療法について、日本再生医療学会が、効果や安全性が十分確認されているかどうか評価する仕組みを作る方針であることが20日、分かった。特に、公的医療保険の対象外の「自由診療」では評価が定まっていないものが多いと考えられ、データを集めて有用性を見極める。
2022年度に「適正性評価委員会」を立ち上げ、23年度から実際に評価を始めるのが目標。仕組み作りに関わる大阪大の岡田潔特任准教授は「現在の法律の枠組みではあまり意味のない治療法でも提供され続ける。それは良くないので、どこかの段階で白黒をつける必要がある」と話す。