2022.02.19 17:12
女性10%未満、22府県議会 阻む固定観念、目標35%遠く
都道府県議会の女性議員の割合
全国47都道府県議会のうち、女性議員の占める割合が10%に満たない議会が22府県に上ることが19日、昨年8月時点の内閣府の調査で明らかになった。全国平均でも11・6%。20%を超えるのは東京都と京都府だけで、地域差は大きい。暮らしに身近な課題に住民の多様な意見を反映させるべき地方議会で、今なお女性参画が進んでいない現状が浮き彫りになった。
政党に候補者の男女比を均等にするよう促す「政治分野の男女共同参画推進法」が2018年に施行され、政府は統一地方選の候補者に占める女性割合を25年度までに35%とする目標を掲げている。