2022.02.19 16:55
旧日本軍の豪空襲80年で慰霊式 101歳退役兵が追悼
オーストラリア・ダーウィンで行われた旧日本軍空襲80年の慰霊式で、献花を終えた山上信吾大使(左から4人目)=19日(共同)
【ダーウィン共同】旧日本軍が1942年2月にオーストラリア北部ダーウィンに空襲を開始し、オーストラリア本土が初めて戦場になってから19日で80年となり、現地で慰霊式が開かれた。
空襲で多くの仲間を失った101歳の退役兵ブライアン・ウィンスピアーさんが献花、出席者が一斉に立ち上がり大きな拍手を送った。モリソン首相や山上信吾・駐オーストラリア大使も献花した。
地元メディアによると、当時21歳だったウィンスピアーさんは飛行場そばの塹壕にいた。「操縦席の日本人の姿が見えた」と証言。「落ちてくる爆弾は太陽に反射しきらきら輝き、紙吹雪のようだった」と振り返った。