2022.02.19 16:24
副大統領「米の価値観裏切った」 日系人収容80年
スミソニアン米国歴史博物館などによる18日のオンラインイベントに参加したハリス副大統領(ユーチューブ映像より、共同)
【ロサンゼルス共同】第2次大戦中の米国で日系人が強制収容されるきっかけとなった「大統領令9066号」の発令から80年となる19日を前にスミソニアン米国歴史博物館などが18日、オンラインイベントを開いた。ハリス副大統領は当時の政策を「恥ずべきであり、米国の確固たる価値観に対する裏切りだった」と断じた。
バイデン大統領も日系4世のエリカ・モリツグ大統領副補佐官を通じてメッセージを寄せ「偉大な国家は最も痛ましい出来事から目をそらしてはならない」と強調。強制収容の歴史は人種差別がもたらす悲劇を明確に示していると訴え「憎悪と闘い続けなければならない」と呼び掛けた。