2022.02.17 06:18
イランの決断「数日中に」 仏、核合意修復で危機感
フランスのルドリアン外相(ロイター=共同)
【パリ、ウィーン、ワシントン共同】イラン核合意の修復に向けた米国とイランの間接協議に関し、フランスのルドリアン外相は16日の上院委員会で、イランが「数日中」に政治的決断をしなければ、核拡散の「重大な危機」が生じるとの認識を示した。フランスのメディアが伝えた。交渉は妥結に向けて加速するかどうか重要な局面を迎えている。
米イランは、お互いに譲歩を要求。ルドリアン氏は関係国の合意は「手の届く所」にあり「イラン側が(直ちに)政治的決断をする必要がある」と訴えた。プライス米国務省報道官も16日の記者会見で間接協議が「最終段階の真っただ中にある」と表明した。