2022.02.17 08:38
まんが甲子園の海外校参加「全世界」に拡大へ グローバルに「まんが王国・土佐」PR
イラスト・竹内宏樹
これまでの大会規定では、参加資格のある海外校は韓国、台湾、シンガポールの高校のみ。予選審査を通過した国・地域の各1校、計3校が本選に進み、国内30校と並んで戦っていた。
参加資格を全世界に拡大するのは、県が重点を置くグローバル化の施策の一環。大会事務局の県まんが王国土佐推進課は「さまざまな国の生徒に高知の漫画文化を知ってもらい、帰国後も高知とのつながりが続くことを期待したい」とする。
海外校(生徒3~5人、引率者1人)の本選参加費は生徒、引率者とも1人当たり3万円。参加費は旅費に充てており、残りは県が負担している。
今年は欧州と南米、アジアから各1校が参加すると試算し、2022年度一般会計当初予算案に海外3校分の旅費や通訳費約370万円を含む大会開催費約4700万円を計上した。
今年の大会の予選テーマは4月に発表し、作品募集を始める。同課は海外メディア向け配信サービスなどを利用してPRするといい、「日本の漫画は多くの国で人気。関心のある人々にきちんと情報が届くよう戦略的に発信したい」としている。(徳澄裕子)