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2022.02.16 08:35

サンゴの帯留めずらり!明治〜昭和期の精巧な100点 高知市・龍馬の生まれたまち記念館で企画展 南国市の根付け作家収集品

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精巧なボタンと菊のサンゴの帯留め(写真はいずれも龍馬の生まれたまち記念館)

精巧なボタンと菊のサンゴの帯留め(写真はいずれも龍馬の生まれたまち記念館)

 明治から昭和にかけて作られたサンゴの帯留めを集めた「珊瑚の帯留めの世界展」が高知市上町2丁目の「龍馬の生まれたまち記念館」で開かれている。高知や台湾の職人が作った精巧な帯留め約100点や資料などが並ぶ。3月6日まで。

 高知で盛んなサンゴ加工の魅力を発信しようと、根付け作家の森謙次さん(47)=南国市=が仲間と立ち上げた団体「ニューサンゴ部」が開いた。

サンゴの帯留め約100点が並ぶ

サンゴの帯留め約100点が並ぶ

 県沖は世界でも指折りの宝石サンゴの産地。帯留めには白や桃色のものが用いられ、婚礼の贈答品などとして重宝されてきた。

 展示品は森さんが10年ほど前から各地の骨董(こっとう)市を回るなどして収集。それぞれ直径3~7センチほどで、ボタンや菊の花、干支(えと)の動物などの縁起物があしらわれており、「今にも動きだしそうな動物や花が数センチの世界に詰まっている。職人の高い技術を楽しんで」と森さん。

 会場を訪れた高橋英美さん(72)=同市=は「祖父が結婚する時に、祖母に贈った帯留めが今も手元にある。細かい技術が詰まっているんですね」と目を細めていた。

 入館料は一般300円、高校生以下無料。午前8時~午後7時。(坂本出)

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