2022.02.16 06:21
「破戒」60年ぶり映画化 間宮氏主演、部落差別描く
映画「破戒」のポスター
作家島崎藤村が部落差別をテーマに人間の葛藤を描いた小説「破戒」が60年ぶりに映画化され、7月8日から全国で公開される。全国水平社創立100年を記念して企画。主演は俳優の間宮祥太朗さん。脚本を手掛けた加藤正人さんは「差別が残る現代にも通じる作品にしたいという思いで書いた」としている。
映画化は48年の木下恵介監督、62年の市川崑監督に続き、今作で3回目となる。
水平社100年の記念事業で部落解放同盟が製作委員会を立ち上げ、東映グループが明治後期の原作を映像化した。映画「東京リベンジャーズ」などに出演した間宮さんを丑松役に起用。