2022.02.15 20:34
首相、ウクライナの主権支持 大統領と緊張緩和で一致
ウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談を終え、記者団の取材に応じる岸田首相=15日夜、首相官邸
岸田文雄首相は15日夜、ウクライナのゼレンスキー大統領と約30分間電話会談した。ロシアによる軍事侵攻への懸念を踏まえ「ウクライナの主権と領土の一体性を一貫して支持している」との立場を重ねて表明。外交努力を粘り強く行い緊張緩和につなげることで一致した。会談後、首相が記者団に明らかにした。一方、林芳正外相はロシアのレシェトニコフ経済発展相とのテレビ会議形式の会合でウクライナ情勢を巡り外交的解決を追求するよう要請した。
ロシアが侵攻した場合に制裁を発動する可能性について、首相は「先進7カ国をはじめとする国際社会と連携し、適切に対応したい」と述べるにとどめた。