2022.02.15 09:16
GDP、年率5・4%増 10~12月、2期ぶりプラス
実質GDP成長率の推移(前年比)
内閣府が15日発表した2021年10~12月期の国内総生産(GDP、季節調整値)速報値は、物価変動を除く実質で前期比1・3%増、このペースが1年間続くと仮定した年率換算は5・4%増だった。プラス成長は4~6月期以来、2四半期ぶり。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていた時期で、緊急事態宣言の全面解除を受けて個人消費が前期比2・7%増となるなど回復した。
ただ年明け以降は感染者が増えており、22年1~3月期は消費が再び停滞する公算が大きい。ガソリンや食品・日用品の値上げや、ウクライナ情勢の緊迫化などの懸念材料もある。