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2022.02.13 08:45

さよなら弱気な私 飛び込み 嶋崎菜乃(土佐塾中)―高新スポーツ賞の顔(5)

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開脚の姿勢でカメラを向けられること数分、「い、痛いです…」。柔軟性は鍛錬中だ(春野運動公園=森本敦士撮影)

開脚の姿勢でカメラを向けられること数分、「い、痛いです…」。柔軟性は鍛錬中だ(春野運動公園=森本敦士撮影)

全国中学校体育大会板飛び込み優勝
 飛び込み台に立つと地面がグラグラと揺れた。地震ではない。「めちゃめちゃ緊張しい」という嶋崎菜乃の足が、体が、脳が、震えているのだ。

 「失敗したらどうしよう」と弱気な自分に体中を支配され、手足は縮こまる。「大丈夫、できるよ」と言い聞かせるけれど、感情制御は簡単ではない。なんとか足を踏み出して空中に飛び出すが、体を目いっぱい使った演技とはほど遠い。

 今まで、「自信がないから不安に勝てなかった」と何度も後悔してきた。だからこそ、昨夏の全国中学校体育大会(全中)で味わった「これまでと違う感覚」は、嶋崎の飛び込み人生を新たなステージへ押し上げた。

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