2022.02.12 11:32
日豪、安保宣言改定で一致 両外相が会談、トンガ復興支援も
オーストラリアのペイン外相(左端)と会談する林外相(右端)=12日、オーストラリア・メルボルン(外務省提供、共同)
【メルボルン共同】林芳正外相は12日午前(日本時間同)、訪問先のオーストラリア・メルボルンでペイン外相と会談した。日豪両国の安全保障協力に関する共同宣言の改定に向け、精力的に協議を進めることで一致した。大規模噴火と津波の被害に遭ったトンガの中長期的な復興のため、連携して支援する方針も確認した。
2007年に定めた日豪共同宣言は、北朝鮮の核問題やテロ対策での協力が柱。先月の日豪首脳会談で早期改定に合意した。新たな宣言は、中国の軍事的台頭を踏まえた内容となる見通しだ。
外相会談では、「自由で開かれたインド太平洋」の実現へ一層協力する方針も確認した。