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2022.02.09 08:43

阪神ドラ1森木大智、新フォーム挑戦 2段モーション「力出る」―土佐路の球音2/8

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新たな投球フォームに取り組んでいる森木(安芸球場)

新たな投球フォームに取り組んでいる森木(安芸球場)

 阪神のドラフト1位、森木(高知高)が、「2段モーション」の新たな投球フォームに挑戦している。脚を上げてからじっくりと“ため”をつくる投げ方に「こっちの方が力が出る」と手応えを感じているよう。“プロ仕様”のフォームを固めようと、投球練習に取り組んでいる。

 縦じまを着た森木の投球フォームを見ると、高校時代とは明らかに違う点がある。投球モーションに入って左脚を高く上げた後、一度その脚を少し下ろすのだ。そして再び高く上げ、一気に地面へと踏み込む。この「2段モーション」は元阪神の藤川球児さんも採用していた投げ方で、一時期は反則投球とされていたが、プロ野球は4年前に解禁している。

 高校野球では現在も禁止だが、「部活を引退してから取り組んでいた」と森木。1月の合同自主トレから本格的にこのフォームに変更した。「自分のタイミングで投げられるのが最大のメリット。普通のモーションより出力が上がる」と利点を説明する。打者のタイミングを外すのにも有効だという。

 8日にはキャンプインしてから2度目のブルペン入り。新フォームで捕手を座らせて30球を投げ込んだ。本人は「(フォームは)まだまだばらついている」と話すが、平田2軍監督によると、雨の降る厳しい寒さにもかかわらず、早くも150キロを計測したという。

 これには指揮官も「コントロールもスピードも切れも素晴らしい」と絶賛。森木は「次のクールからはちょっとずつ球数を増やしていきたい」とさらなる意欲を示した。

 キャンプは9日が休日で、10日から対外試合が組まれる第3クールに突入する。(仙頭達也)

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