2022.02.07 10:26
灰色の工場風景の中にジャンプ台 首鋼ビッグエア競技場
フリースタイルスキーとスノーボードのビッグエアが行われる会場のジャンプ台=1月、北京(共同)
灰色の工場風景の中を進むと、突如真っ白なジャンプ台が現れる。北京冬季五輪に向けて製鉄所跡地の首鋼パークに新設された競技場は、フリースタイルスキーやスノーボードのビッグエアでは世界で初めての常設会場だ。
6日、練習したフリースタイルスキー女子の谷愛凌(中国)は「周りにはどこにも雪がないのに、自然に組み込まれている。素晴らしい」と絶賛した。
大気汚染の源とされた鉄鋼大手、首鋼集団が2008年夏季五輪を前に移転。貯水池や冷却塔があり、工場の雰囲気を色濃く残した跡地の公園に長さ164メートル、幅30メートル、高さ60メートルのジャンプ台をつくった。