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2022.02.05 08:44

牧野富太郎博士が愛した白の群れ バイカオウレンほころぶ 高知県佐川町

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白くかわいらしい姿を見せ始めたバイカオウレン(佐川町加茂)

白くかわいらしい姿を見せ始めたバイカオウレン(佐川町加茂)

 日本植物学の父、牧野富太郎博士が愛したバイカオウレンが、博士の故郷である高岡郡佐川町の群生地を白く染め始めた。冬の妖精がほころぶと、さまざまな草花が芽吹く春まであと少し―。

 キンポウゲ科の多年草で、花びらに見える部分はがく。群生地は同町加茂の集落活動センター「加茂の里」北側の山中で、日ごとに増える白が木漏れ日に輝いている。初めて訪れたという日高村の女性(73)は「かわいらしい。コンペイトーみたい」。

 群生地を管理する住民グループ「加茂の里づくり会」事務局長の藤本雅生さん(67)によると、今は六分咲き程度。見頃は今月10日前後になりそうだという。

 牧野博士をモデルとしたNHK朝の連続テレビ小説の制作が発表され、活気づく同町。藤本さんは「バイカオウレンがこれほど密集している所は少ない。ぜひ見に来てほしい」と話していた。(楠瀬健太)

高知のニュース 佐川町 自然・植物 牧野富太郎

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