2022.02.04 17:57
「バブル」の外側、関心低く 北京市民は「熱気感じない」
北京冬季五輪の開会式を前に道路が封鎖された国家体育場周辺=4日、北京(共同)
【北京共同】「2008年の五輪と比べ熱気を全く感じない」。北京冬季五輪の選手や大会関係者が行き交う制限区域「バブル」の外側で4日、北京市民の男性はそうこぼした。新型コロナ対策のため関係者と一般市民が厳格に遮断された異例の五輪。氷点下まで冷え込んだ気温のように市民の関心は低そうだ。
中国は北京市内に五輪関連のボランティア拠点を758カ所設け、盛り上げを図る。開会式の会場、国家体育場(通称「鳥の巣」)近くの拠点では、応援のメッセージを書くことができる幕を用意。「中国頑張れ」などの書き込みはあるものの立ち寄る人は少なく、ボランティアの誘いを断る男性もいた。