2022.02.04 08:35
「怖すぎる」赤鬼・桂浜水族館に登場 来館者と交流
観客との野球拳に挑む赤鬼（高知市浦戸の桂浜水族館）
節分の日の３日、高知市の桂浜水族館に「怖すぎる」とちまたで人気の赤鬼が登場した。鬼気迫る姿とは裏腹に、コロナの収束を願う優しい存在。じゃんけん勝負や写真撮影などで来館者を楽しませた。
今年で５回目。毎回、「本気で怖い」「子どもじゃなくてもびびる」とＳＮＳなどで話題になってきた。
この日、金属バットをカラカラと引きずりながらプール脇に現れたのは職員が扮（ふん）する赤鬼。「は～い、こんにちは。わたくし赤鬼と申します」と笑顔で自己紹介し、来館者と野球拳でじゃんけん勝負。負けるたびに服を脱ぎ、最後に腹に書いた「鬼苦論」の文字が現れると、「オミクロン株も退治しましょう」と呼び掛けた。
例年は市内の園児や児童を招いて豆まきも行うが、今年は実施せず。それでも、イベントに参加した香南市の女性（４５）は「赤鬼さんのおかげで邪気を払えた気がする。元気をもらいました」と喜んでいた。（福井里実）
