2022.02.03 18:05
追加増産見送り、原油上昇 100ドル視野、日米警戒
OPEC本部=2019年12月、ウィーン(AP=共同)
【ロンドン共同】石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」は2日、3月も原油の追加増産を見送ることを決めた。新型コロナウイルス禍からの回復による需要増に加え、ウクライナ情勢の緊迫化に伴って原油価格は上昇の勢いが強まっており、1バレル=100ドルの大台超えも視野に入る。米国や日本で原油やガソリン高への警戒感が広がる。
米国はロシアによるウクライナ侵攻を警戒し、欧州と連携した厳しい経済制裁をちらつかせてけん制する。先行きの動向は見通しにくく、原油相場は今後も不安定な動きが続きそうだ。