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2022.02.03 08:36

品物あります!直販所の在庫をインスタで可視化 高知県・道の駅大月 出品促進、来店増へ

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設置されたカメラ(写真はいずれも大月町の道の駅ふれあいパーク大月)

設置されたカメラ(写真はいずれも大月町の道の駅ふれあいパーク大月)

ふれあい市から配信される画像

ふれあい市から配信される画像

 幡多郡大月町弘見の道の駅ふれあいパーク大月で、直販所「ふれあい市」の出品状況を写真共有アプリ「インスタグラム」に自動配信する実証試験が行われている。店頭在庫をリアルタイムで可視化し、生産者の出品促進と来店者の増加を目指す。

 デジタル技術で地域課題を解決し、新たなビジネスにつなげる県の取り組み「オープンイノベーションプラットフォーム」の一環。同道の駅では、仕事帰りの人が寄りやすい夕方は商品が少ない傾向があり、品薄のイメージによる集客力低下が課題だった。

 今回は県の仲介で、四国情報管理センター(高知市、中城一社長)が協力。1月26日から10台のカメラで商品の陳列棚を撮影し、道の駅の公式インスタグラム(michinoeki_otsuki)に自動投稿を始めた。

 配信は午前9時~午後5時半で15分おき。生産者や来店者は在庫状況を確認し、効率的に出品、来店できる。3月末まで実証実験し、関係者にアンケートを取るなどして効果を分析する。

 道の駅を運営する町ふるさと振興公社の新谷文彦事務局長(49)は「遠方の人でも状況が分かるようになる。売り上げアップにつなげたい」と期待。同社システム部事業推進室の依光章課長(52)は「同様の課題を抱える道の駅や商店街の役に立てるような仕組みを確立したい」と話していた。(新妻亮太)

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