2022.02.01 18:26
熊本アサリ、2カ月出荷停止へ 産地偽装受け、県が実態調査
アサリの産地偽装問題発覚を受け、記者会見する熊本県の蒲島郁夫知事=1日午後、県庁
アサリの産地を熊本県産と偽る産地偽装問題の発覚を受け、蒲島郁夫知事は1日、記者会見しアサリの出荷を8日から約2カ月間停止すると発表した。農林水産省の調査で、県産として出回っている大半に中国や韓国産が混入している可能性が高いと判明。流通ルートなどを調査し、偽装アサリの根絶を目指す。
県は1月31日、県漁業協同組合連合会に対してアサリの出荷を停止するよう要請。漁連側が停止に応じていた。
農水省は1日午前、小売店を全国調査した結果を公表。県産とされるアサリの推計販売数量は調査期間の3カ月間で2485トンで、20年の熊本での漁獲量21トンを大幅に上回っていた。