2022.02.01 08:06
米、イランとの協議「最終段階」 見解の相違絞り込む
【ワシントン共同】米国務省高官は1月31日に電話記者会見し、ウィーンでのイラン核合意の修復に向けたイランとの間接協議で、双方の見解の相違を絞り込む進展があり「最終段階にある」と述べた。米、イランともに難しい「政治的な決断をする時」が来たとの見方を示した。具体的交渉内容については明かさなかったが、重大局面を迎えつつあるとみられる。
主な対立点として、米国による対イラン制裁の解除の範囲やイラン核開発の制限内容などが残っていた。国務省高官は「イラン側が困難な決断をする用意があるのなら、米側にもその用意がある」と述べ、イランの前向きな回答に期待を寄せた。